2016.7.12
人生を変えた私のクンダリニー体験
全くの無知の状態でおこり、私の人生の方向を変えたクンダリニー体験の話しです。
16年前
初体験であった30分ほど丹田呼吸したあの日の夜、下腹部にお湯が沸くような動きがありました。 その日から下腹部(丹田)の動きはますます明確に大きくなりながら、身体や心の状態も細かく振動し続けているような感じでした。
それから3ヵ月後
深い呼吸をしたとき、尾骶骨から突然現れたそのエネルギーは、最初にはとても懐かしい純潔な白色の光として見えました。 私はこの光の存在を遠い昔から知っていると確信しました。
その確認と共に、今まで探し求めていた道は外ではなく、私の中にあることを切実に痛感し、涙が止まりませんでした。
そのエネルギーは、今まで体験したことのない、まるで台風のような勢いで尾骶骨から脊椎にそって真っ直ぐ上昇していきました。
横隔膜、心臓、喉を通る際には「この強烈なエネルギーで、このまま体が破壊されるかもしれない」との恐れもありました。
後から知ったことですが、それはクンダリニー上昇の前のエネルギーの上昇でありました。 その強烈なエネルギーは後頭部辺りで抜けていきました。
エネルギーが抜けた後、ファ位の音の高さで響く、聞いたことのない不思議で綺麗なアーの音に全身が包まれている状態になり、意識が無限に広がりました。
蛇のようにくねくねと速いスピードで左回転しながら、クンダリニーが尾骶骨から上がり胸の辺りで消えました。
クンダリニーが胸の辺りで消えていったとき、私と外の境界が消え、意識の広がりの中でどこからか声なき声が聞こえてきました。
「あなたがこの世ですることは、愛することです」
それは、大いなる存在、或いは真我への確かな道しるべ。
私から私へのメッセージ。
胸の辺りで上昇の感覚が消えたのは、クンダリニーがムラターラ、スワイディスターナ、マニピューラ、アナハタチャクラまでは上昇したことになりますが、喉のチャクラは通れなかった気のレベルでのクンダリニー上昇でありました。
(これらのことはクンダリニー体験後、10年以上過ぎてから解ったことです)
無知の状態でのクンダリニー体験後の三年間は身体の不調や心のバランスが崩れて大変な思いをしました。
心身の不調の中で、私が自分の身に起こったこのことを解明しながら、クンダリニー体験を神の恩寵として受け入れるには10年以上の時間が必要でした。
その間、環境や仕事も変わり身体と心、魂の修行がゆっくりと進んでいきました。
それから16年
現在は、岡先生のヨーガのアーサナーやメディテーションによる精神集中やプラナヤーマなどで安定した心身一如を楽しんでいます。
無理なく、岡先生のご指導のもとで今でも時々穏やかな動きを見せるクンダリニーと上手く付き合っています。